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こんにゃく芋作りを肴に宅飲みした話

代表です。代表は川崎市のJAが展開する農産物直売店「セレサモス」が好きすぎるおじさんですが、いくらお伝えしてもしきれないくらいセレサモスが楽しくて、好きです。たくさんある魅力を述べるに足る時間と語彙の乏しさに困っていますが、本日は以前の記事「川崎市の地産地消がまるわかり!JA直営ファーマーズマーケット“セレサモス”の面白ポイント4点」で少し触れた「こんにゃく芋を買って、たまたま居合わせた身内でこんにゃく作り飲み会を開いた」話をします。

JA直売所はざっくばらんにこんにゃく芋を売る。

メンバーの家の庭にオリーブを植えて、酒の肴ガーデンを作ろうという機運からセレサモスに足を運んだとある日に、ウインドウショッピング感覚で店内を周遊していたら、おもむろに「こんにゃくを自作しようキット」が販売されていました。

 

セットの内容は1kg程度のこんにゃく芋と炭酸ナトリウムと、芋の泥に汚れた説明書。

 

手作り感溢れるセット、買うしかないでしょう。芋から作るしかないでしょう。こんにゃく氏にはおつまみとして宅飲み、家飲みの際よくご登壇いただいていますが、こんにゃく芋先輩にお会いするのは初めてですね。

 

はじめまして。

いそいそと会場に向かう

この記事の本旨とは無関係ですが、セレサモスに行った本来の目的は同行者の庭に植えるオリーブの木を購入することなので、こんにゃく作りの前祝い(?)として庭に木を植えます。

スコップとクワを振る一同の写真を背後から撮ったら躍動感に溢れていてよかった

 

ではやっていきましょう

やっていきましょう。ちなみに、勢い勇んでこんにゃく自作キットを買いましたが、こんにゃく作りがそんなに簡単にできるものなのかは、参加者一同まったく理解していません。初見です。見たことがないもののうっかり買ってしまったせいで、居合わせた面子のテンションは「細けえことはいいんだよ!」状態です。

 

ここからの手順は料理ベタあるあるとして、杓子がざっくりだったり測量が雑だったりしますが説明書もざっくり感に溢れているしきっと大雑把でもいけるいける。

ではよろしくおねがいします

泥だらけの説明書。 「多め」とか「ゆっくり」とか「勢いよく」とかふわっとした表記が愛おしい。

 「ドロドロにコナレた」とかも味わい深いです。

1kgのこんにゃく芋の外皮を剥いて数センチ角に切っていきます。めちゃくちゃかぶれるらしいので手袋が必須。

こんにゃく芋の身はめちゃくちゃ硬い。密度がすごい。そして梨や桃のような甘い香りがします。数センチ角になったこんにゃく芋は見た目もまるでフルーツのようで、生のまま食べてやらかした昔の人が絶対いたと思います。数センチ角になった芋たちは大量の水と一緒にフードプロセッサーにかけていきましょう。

切り出したこんにゃく芋全部を液状にしたら、用意した残りの水をこんにゃく液に入れて、鍋で火にかけながらひたすら混ぜていきます。説明書によれば目指すは"糊状"。切り分けた時よりさらに強いフルーツ香が台所に充満したのは温度が上がったからでしょうか?

もったりとした感触の液体をかき混ぜていくのは非常に楽しい行為です。ヘラから伝わってくるちょうどいい弾力が気持ちよく、参加者が「この工程は酒の肴」「体験がおつまみ」「このグリップ感を無限に楽しむ玩具がほしい」などと言い出す始末です。

 

一同で協議した結果、こんにゃくを芋から作っていく工程の中で一番満足感が高いのがこのヘラでこんにゃくもちもち液の攪拌であることが取り決められました。もし誰かこんにゃく作りをする機会があったら、この工程だけ手伝わせてほしいから一報入れてほしい。意外とたっぷり時間をかける必要があるので、皆の期待に応えられるだけのもちもち体験を得られると思う。こんにゃくを信じてあげてほしい。

 

1時間近く混ぜに混ぜ、糊状と思しきところまで粘度が上がったら、芋と説明書にセットで付いてきた炭酸ナトリウムを水で溶いて投入して、温かいうちに全力で混ぜます。

この工程は酒のつまみというよりはスポーツ寄りです。こんにゃく糊のフルーティな香りは炭酸ナトリウムが混ざった瞬間に消えて、みんなが知っているこんにゃくの匂いになるところは化学の実験寄りでもあります。もったりとした糊がプルプルしたゲル状の物体に変わり、色も暗いピンク色になりました。変化の幅が大きくてついていけない。すごい。

 

ゲル状のこんにゃくは荒熱を取るためにバットに取り分けて、平らな場所で休ませます。

芋の粉砕にムラがあるのが飲酒しながらの料理って感じがする写真ですね。なお一般家庭に常備されているバットの数では、1kgのこんにゃく芋から取れるゲル状の物体のごく一部しかフォローできません。行き当たりばったりのツケがここに回ってきた。

 

バットにゲル状の物体を広げた画像をこれ見よがしに載せましたが、ほとんどのこんにゃくゲルは大鍋に放置されたまんまです。ここは注意。荒熱取りの器を多めに、そして器を置く場所をめちゃくちゃ広めに見積もって備えておいてください。

荒熱が取れたこんにゃくゲルは沸騰した湯でどんどん茹でて固めていきます。自作なのでアクが強い。そのため長めに時間をかけて茹でるといいです。でかい鍋に残ったままのこんにゃくゲルも茹でます。

巨大こんにゃくができたが、形状も色もフワついているのでよくわからない画像になった。インスタ映えしそうな要素は皆無だけど、巨大さは居合わせた人のテンションをむやみに上げていく効果があります。

水が多かったためか、よく知るこんにゃくとかけ離れたツルツルとした柔らかい仕上がりになったので、薄切りにしてみたら、ポン酢やわさび醤油で食べるとめちゃくちゃ美味しい!水分量が多くて、熟成が済んだ白身魚を生で食べているような甘みと旨みの、つまりはお酒に合うかんじの刺身こんにゃくになりました。

 

これはこんにゃくを自作する酒飲み諸氏にオススメしたい柔らかさ!なのですが水の配分がだいぶいいかげんだったので再現性に乏しい~!「水を過剰に入れたら美味しい、という事例もあった」的な扱いをしてください!

 

ちなみにこんにゃく芋は種子から3年かけて育つそうです。低温に弱いため、春に種芋を植えて育て、毎年冬が来る前に掘り起こして、春が来たらまた植えるという工程を繰り返す、たいへん手間がかけられた農産物です。

箱入り娘みたいな扱いを農家の皆さんがしているのにじゃじゃ馬すぎる芋。

 

こんなじゃじゃ馬芋がざっくりと売られているJA川崎の直売所「セレサモス、やっぱり好き…!みんな行ってね…?

後日シンプルに白だしのお吸い物へ入れたらこれもまたおいしかった

セレサモスお店情報

JAセレサ川崎

http://www.jaceresa.or.jp/ceresamos/

セレサモス 麻生店

TEL:044-989-5311

〒215-0035 神奈川県川崎市麻生区黒川172

営業時間

4月~10月:10時~18時

11月~3月:10時~17時

セレサモス 宮前店

TEL:044-853-5011

〒216-0033 神奈川県川崎市宮前区宮崎2丁目1−4 JAプロパンセンター川崎

営業時間:10時~18時

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